方解石

CaCO₃

方解石は炭酸塩鉱物の一種で、その類まれな色のバリエーションから収集家たちに珍重されており、中国には世界的に著名な産地がいくつかあります。

方解石は炭酸塩鉱物界の主力種です。ごく一般的ですが、鉱物学において最も壮観な結晶形態を生み出すこともあります。湖南省や湖北省で産出する中国産の方解石は、これまでに採集されたものの中でも最大級かつ最も美しいものの一つに数えられています。

注目すべき変種

  • アイスランド・スパー(透明、複屈折)
  • マンガンカルサイト(マンガン含有のピンク色)
  • コバルトカルサイト(濃いマゼンタ色、Coを含む)
  • 鍾乳石状/縞模様のオニキス・マーブル

中国における視点

湖北省の戴野鉱山およびトンルーシャン鉱山では、30cmを超える博物館級の黄金色の不等面体方解石結晶が産出されています。湖南省の尚宝鉱山は、黄鉄鉱や蛍石の母岩の上に載った、半透明のオレンジ色の「歯状」方解石で有名です。

中国の方解石 — 産地と価値

湖北省の戴野や通鹿山以外にも、中国各地から良質な方解石が産出されています。黄金色の不等軸八面体、マンガン含有のピンク色の結晶、そして水のように澄んだ菱面体などです。 中国の優れた硫化物標本(方鉛鉱、閃亜鉛鉱、輝安鉱)の多くは、結晶質の方解石の層の上に位置しているため、方解石の品質は、複合標本の魅力の一部となることがよくあります。 収集家にとって、結晶の形状、透明度や色、そして光沢が価値を左右する要素となります。方解石は硬度が低く(モース硬度3)、容易に劈開するため、損傷のない結晶は特に珍重されます。

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