孔雀石

Cu₂(CO₃)(OH)₂

孔雀石は炭酸塩鉱物の一種で、その結晶形状や産出地によって収集家の間で高く評価されており、中国には世界有数の産地がいくつかあります。

孔雀石は炭酸水素銅であり、鉱物採集において最も視覚的に特徴的な鉱種の一つです。鮮やかな緑色のぶどう状の塊、縞模様の板状結晶、そして鍾乳状の塊などが見られます。これは銅鉱床の酸化帯で形成され、ほとんどの場合、青色の同族鉱物である藍銅鉱(同じ元素で、水和状態が異なる)と共生しています。 藍銅鉱が上層部の「新鮮な」兆候であるのに対し、孔雀石はより深い場所で変質が進んだ最終段階の鉱物です。ロシアのツァーリ・エルミタージュでは、ウラル産の孔雀石から柱全体が彫り出されました。また、古代エジプト人は、これを粉砕して緑色の顔料として使用していました。

注目すべき変種

  • ブドウ状(収集家にとって最も一般的な形態。「ブドウ」のような質感)
  • 鍾乳状(洞窟内で形成された柱状やペンダント状)
  • 藍銅鉱の偽晶(四角い結晶が緑色に置き換わったもの――ツメブ、ビスビー)
  • 羽毛状(繊維状に放射状に広がる結晶)
  • 「アズールマラカイト」(藍銅鉱との共生鉱――二色性)

中国における視点

広東省の陽春では、深みのある鮮やかな緑色と整った球状の構造を持つ、中国産孔雀石の中でも最高級のぶどう状のものが産出されます。 湖北省(大冶の方鉛鉱黄鉄鉱が産出されるのと同じ銅・鉄スカルン鉱区)でも、コレクター向けの孔雀石が産出されます。これらはいずれも藍銅鉱と頻繁に共生しており、両者が組み合わさったマトリックス標本が特徴的です。中国以外では、カタンガ(コンゴ民主共和国)とツメブ(ナミビア)が、依然として世界的な基準地となっています。

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