Red Emerald

「レッド・エメラルド」とは、ベリルという鉱物のうち、マンガンによって赤みを帯びた希少な赤色変種である「レッド・ベリル」の、かつての通称です。 宝石学の機関では、この石はエメラルドではないため(エメラルドとは、同じ鉱物種のうち、クロムやバナジウムによって緑色に染まった変種を指します)、この用語の使用を控えるよう推奨していますが、宝石業界ではマーケティング上の理由から、この名称が依然として使われ続けています。

実際の正体

この鉱物はレッドベリルと同一のものです。六方晶系のベリル(ベリリウム・アルミニウム・ケイ酸塩)で、硬度は7.5~8であり、小さく鋭い赤い結晶として産出されます。その鮮やかな色と極めて希少性の高さから、高く評価されています。

産地

ペグマタイト中で形成されるほとんどのベリルとは異なり、宝石用のレッドベリルは、トパーズを含む流紋岩の空洞内で結晶化します。ユタ州のワワ山脈とトーマス山脈が事実上唯一の商業的な産地であるため、1カラットを超えるカットストーンは極めて希少です。