苦灰石
CaMg(CO3)2
苦灰石は炭酸塩鉱物の一種で、その類まれな色のバリエーションから収集家たちに珍重されており、中国には世界的に著名な産地がいくつかあります。
苦灰石は、岩石を構成する鉱物であると同時に、それが形成する岩石の名称でもあります。 鉱物としては、炭酸カルシウム・マグネシウムであり、菱面体として結晶します。多くの場合、緩やかに湾曲した「鞍形」の面を持ち、白、クリーム色、灰色、あるいは魅力的なピンク色を呈し、柔らかな真珠光沢からガラス光沢を帯びています。
苦灰石の同定
苦灰石は中程度の軟度(3.5~4)を持ち、完全な菱面体劈開を示します。 方解石に似ていますが、冷たい希酸との反応は緩やかです(方解石は激しく発泡します)。また、その結晶はしばしば特徴的な湾曲した鞍状の形状を示します。ドロマイトは、ドロマイト岩や熱水脈中に産出するほか、鉱床の空洞を覆う脈石鉱物としても見られます。
産地
苦灰石は極めて広く分布しています。結晶化した収集用標本は、スペイン(エウギ)、ブラジル、メキシコ、および米国のトライステート地区から産出します。 中国では、炭酸塩鉱床を母岩とする鉛・亜鉛鉱区やその他の鉱区で苦灰石が一般的であり、そこではピンク色や白色の菱形結晶が、閃亜鉛鉱、方鉛鉱、蛍石、石英と共生していることがよくあります。
収集家が求めるもの
光沢があり、形の良い菱面体結晶――特に宝石のようなピンク色のものや、対照的な母岩の上にそびえ立つシャープな白い結晶――が最も好まれます。硫化物や蛍石との美しい組み合わせは、その価値を高めます。


