Hemimorphite

Zn4Si2O7(OH)2·H2O

ヘミモルファイトは、その類まれな色のバリエーションから収集家に珍重されているケイ酸塩鉱物であり、中国産のものも知られています。

ヘミモルファイト — 亜鉛特有の空色

ヘミモルファイトは、亜鉛鉱床の酸化された上部層から産出される亜鉛ケイ酸塩です。 その名称は、結晶学上の真に珍しい特性を表しています。結晶は ヘミモルフィック(半形)であり、結晶の両端が異なる面を持っているため、 加熱されると反対の電荷を帯びる焦電性を示します。

2つの全く異なる外観

コレクターの方々が目にするヘミモルファイトには、2つの結晶形態があります。一つは、ガラスのような無色の扇形の 結晶群であり、もう一つは、その鮮やかな空色の色合いによって この鉱種を有名にしたブトリアイド状の結晶皮です。 青いぶどう状の標本――当店が取り扱う雲南産の標本も その一つですが――はその色が、亜鉛の酸化帯に混入した微量の銅に由来しています。

選ぶ際のポイント

ぶどう状の標本では、色の濃さと、ひび割れがなく、なだらかにうねる結核の 表面が品質を決定します。ヘミモルファイトと、同じ炭酸塩帯から産出するピンク色の菱マンガン鉱 やコバルトアン・方解石が共生している標本は、高値で取引されます。

当社の在庫について

当店のぶどう状の青い鉱物については 「雲南産産地」ページを、 また、よく共生する鉱物については 「方解石ガイド」をご覧ください。

中国産ヘミモルファイト

現在、中国はぶどう状の青いヘミモルファイトの世界有数の産地となっています。 雲南省の文山鉱山では、茶色のマトリックスの上に、鮮やかなスカイブルーからロビンエッグブルー(銅の微量含有による色)の、丸みを帯びたブドウのような塊状のヘミモルファイトが産出されます。時には霰石やオーリカルサイトが混在することもあります。 1990年代以降、これらの雲南産標本は本種の基準となり、中国のヘミモルファイトは世界中のコレクターに愛される存在となっています。

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