Xuebaoding, Mt Pingwu

Sichuan, China

中国・四川省平武山、雪宝頂 — 白雲母の母岩中に錫石、灰重石、ベリルが産出する産地です。

雪宝頂 — 中国随一の博物館級灰重石の産地

四川省北部の平武県にある雪宝頂(「雪の宝の山」)は、透明で宝石級の黄橙色の灰重石(CaWO₄)結晶が産出する、世界でも最も重要な産地です。 このスズ・タングステン・スカルン鉱床産の標本は、1980年代半ばに、白雲母の母岩上に形成された、今や古典的な八面体結晶が国際的なコレクターの手に渡り始めて以来、収集価値のある灰重石の世界的な基準を確立してきました。

地質的環境

雪宝頂は、岷山山脈の標高約5,400 mに位置するスズ・タングステンスカルン鉱床です。 鉱床帯は、三畳紀の炭酸塩岩を母岩とし、ヤンシャン期後期の花崗岩体が貫入しており、灰重石+錫石+ベリル+白雲母+石英+蛍石からなる典型的なスカルン鉱物群を形成しています。 高高度かつ低温での逆転変質作用の歴史が、この地域の灰重石の結晶が異例なほど美しく形成され、透明度が高い理由の一つとなっています。

雪宝頂の特長

収集家にとって、雪宝頂産の灰重石は基準となる鉱種です。鋭い二角錐形や八面体の結晶形を呈し、W-Mo結合による濃いハニーイエローからオレンジ色の色調を持ち、しばしば銀白色の白雲母の板状結晶の上に載っています。 同じ鉱山からは、世界クラスのアクアマリンやベリル、卓越した錫石、そしてピンクからローズ色の板状蛍石(雪宝頂山の有名な「ピンク蛍石」)も産出されています。

典型的な標本の特徴

白雲母のマトリックス上に、1~4 cmの鋭い二錐形結晶を探してください。マトリックスを取り除くと、孤立した八面体の浮遊結晶が現れます。1つの標本にアクアマリン、錫石、灰重石が組み合わさったものは、特に珍重されています。色は淡いレモン色から、濃く飽和したオレンジがかった黄色までさまざまです。

収集価値

産出量は1985年から2015年頃にピークを迎えました。現在では、元のサイズ範囲で、色鮮やかな大型の標本を入手することは著しく困難になっています。価値は、サイズ、発色、およびマトリックスの完全性に比例して急激に高まります。3cmを超える、損傷のない単体の八面体は、非常に高いプレミアム価格がつきます。

雪宝頂産の本物の見分け方

結晶の結晶形は特徴的です(鋭い二錐体+八面体)。白雲母は銀白色で、雲母状の薄片ではなく、小冊子状の形態をしています。 修復されたマトリックスや、代用マトリックスに再接着された結晶にはご注意ください。紫外線下では、灰重石は強い青白色の蛍光を発します。展示会などで素早く本物かどうかを確認する目安となります。

当店の在庫より

当店の在庫からは、真剣なコレクターが求めるサイズと彩度の範囲に合う雪宝頂の標本を厳選して取り揃えております。博物館級からフィールドショー級まで幅広くご用意しています。すべての雪宝頂の標本をご覧いただくか、灰重石の購入ガイドへお進みください。

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