蛍石

CaF₂

蛍石はハロゲン化物鉱物の一種で、その類まれな色のバリエーションから収集家たちに珍重されており、中国には世界的に著名な産地がいくつかあります。

蛍石は、世界で最も人気のある収集用鉱物の一つであり、中国にとって最も重要な輸出鉱物でもあります。その完璧な八面体劈開、鋭い立方晶、そして鮮やかな色帯により、中国の蛍石は過去20年間にわたり、世界的な基準となっています。

代表的な変種

  • ブルー・ジョン(紫と黄色の縞模様)
  • アントゾナイト(放射性のある黒色)
  • クロロファン(熱ルミネッセンスを示すもの)
  • イトロフルオライト(Y含有)

中国ならではの視点

湖南省のヤオガンシエン鉱山とシャンファリン地区では、世界でも最も造形的に完璧な蛍石の結晶が産出されます。深みのある青緑色の帯状模様を持つ、5~10 cmの鋭い立方体の結晶で、多くの場合、乳白色の石英やタングステン鉱の上に載っています。 湖南省産の緑色蛍石は、最高級のコレクターグレードにおける国際的な基準となっています。

中国の産地について詳しく

中国国内では、湖南省のいくつかの鉱山が収集用蛍石市場を牽引しています。最も有名なのは姚崗県で、緑、紫、青の立方体が産出され、多くの場合、石英やタングステン鉱を伴っており、多くの基準となる標本がここから産出されています。 香華嶺(シャンファリン)産には、緑色の八面体や、特徴的な階段状の「キノコ」状の結晶が見られます。上宝(シャンバオ)産は、シャープな紫色のファントム立方体で知られています。福建省、内モンゴル、江西省からも、さらに優れた産出物が供給されています。

品質と価値の判断

蛍石は完全な八面体劈開を持つため、エッジや角が傷つきやすいため、色の濃さ、結晶の鋭さ、透明度、そして何よりも劈開による損傷がないことが価値を左右します。 ファントムによる帯状模様、宝石のような透明度、そしてバランスの取れた共生(石英上の蛍石、あるいは対照的なマトリックス)は、高値で取引されます。一部の色が褪色する恐れがあるため、標本を長時間直射日光にさらさないようにしてください。『中国産蛍石購入ガイド』もご参照ください。

販売中の標本